Global Gaming Expo Slotに関するニュースと分析
2021年度 International Gaming Expo (G2E)の開催は、まだ数ヶ月先ですが、この毎年恒例のゲームビジネスイベントが対面開催となることを示唆する兆候がすでにいくつか見られています。もちろん、新型コロナウイルス関連の対策を行いながらではありますが、今年はオンラインではなくラスベガスにてオフライン開催される模様です。
ラスベガスの地に再び戻ってくる予定
ラスベガス観光局の担当者も、観光客が早く戻ってくることを待ち望んでいるようです。先月、Global Gaming Expoの運営が、6月開催の許可を同州から得たと発表。ラスベガス初の大規模なトレードショーになる見込みです。
G2Eの出展者は、カジノがビジネスを継続していく上で必要な、あらゆるものを展示します。カジノゲームから、参加者に無料で提供されるスピリッツまで、カジノ運営に必要なものはすべて揃っているのです。
カジノゲームの中には、最新のスロットマシンなど、今すぐにでもカジノに設置できるようなものもあります。また、数年後にリリースされるであろう、試作品も特別に展示されています。
ゲームマシンを設置するバーが急増中
カジノの人気ゲームマシンの大半を運営しているIGT社は、G2Eの直前に新しいマシンを発表。外観はAristocrat社の台に似ていますが、中身は完全にIGT社のものです。ちなみに、人気ゲーム『バッファロー・ケノ』と『バッファロー・スロット』ができるのは、Winner’s World社のマシンのみです。
また、ギャンビット社は、『Deal or No Deal』などの新作ゲームを、バートップマシンのかたちで発表しました。そのうち何台かは、ラスベガス・ストリップのザ・リンクでパイロット運用されています。ザ・リンクのバー「Re:match」では、お金を賭けずに無料で遊べるギャンブルマシンまで用意されています。
GameCo社もまた、バートップマシンをリリースしました。ギャンビット社のマシンと同様、『Cosmic Candy Heist』『Nothin’ But Net』『Steve Aoki’s Neon Dream』を含む、5種類の革新的なゲームマシンです。ケノやビデオポーカーを除き、バートップゲームとして唯一無二のゲーム体験が楽しめます。
スロットマシンの巨大化
G2Eは、スロットマシンのイベントと呼ばれることもあるのはご存じでしたか?たしかに、会場には多くのスロットマシンがあるため、全く見当違いとは言えません。展示会では、スロットマシン用に、カジノフロアと同じくらいのスペースが用意されています。昨年度のG2Eでは、スロットマシンに関する画期的な発明はひとつもなく、新技術といっても、既存のゲームにマイナーチェンジを加えたものばかりでした。
ただ唯一、会場で注目を集めていたスロットマシンの展示がありました。それはAristocrat社のものです。同社は、180度全方位を照らし、ほんの数フィート離れたマシンと接続可能な、トンネル型マシンを発表。他にも、2人以上で座れるベンチシート付きの、大型のスロットマシンもあります。この斬新なトンネル型マシンは、イベントに参加したスロットプレイヤーにとって良い交流の場となっていました。
カジノで目立たせるために巨大なスロットマシンを設置するのは、かなり効果的な方法です。数年前から始まったこのトレンドは、今もなお続いています。巨大なスクリーンや椅子に加え、スロットマシン本体の上や横にもディスプレイが追加されるようになっているのです。